蓮の花

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法金剛院の蓮、2019年の見ごろはいつ?庭園と仏像も見逃せない!

投稿日:2019年1月31日 更新日:

夏になるとお寺や神社などで「蓮の花」を見かけることが多いですよね。

蓮の歴史は古く、インドではインダス文明のころから「聖なる花」として存在していたそうです!

インダス文明は紀元前2600年~紀元前1800年なので、古来から人々に愛されてきた花なんですね。

そんな歴史のある蓮の名所が、花園にある「法金剛院」です。

法金剛院は平安時代にできたお寺で、「蓮の寺」といわれるくらいの名所なんですよ!

今回は法金剛院を訪れて、蓮の花をたっぷりと楽しみたいと思います♪

 

蓮の見ごろの時期はいつ?

 

蓮の花

 

法金剛院では蓮のシーズンになると「観蓮会(かんれんえ)」があります。

例年、7月上旬~8月上旬です。

ちなみに2019年は7月6日~7月28日まででした。

去年は暖かい日が続いたため、桜をはじめとしてあらゆる花の開花が例年より早かったです。

そのため、蓮も例年より早く開花しました。

 

蓮の見ごろの時間は?

蓮の花

 

蓮の花は、朝咲きます。

7:00~9:00頃がベストです。

どんなに蓮のシーズンであっても、午後になると蕾に戻ってしまうんですよ。

そのため法金剛院では蓮のシーズン中は朝7:00から開門するんです!

最も美しい姿を見れるので嬉しいですね。

私も一番美しい状態を見ようと、開門と同時にお寺の中へと入りました。

早起きはきついですが、美しい蓮を見れるので、早起きの価値はありますよ!

 

じつは蓮の花の命は「4日」と、とても短いんです。

1日目…小さく咲て、再びつぼみに

2日目…満開。最も美しい瞬間。再びつぼみに。

3日目…花は咲くが、色はあせている。

4日目…早朝に花が咲き、昼には花弁が散る

 

「花の命は短い」

とよく言いますが、蓮の花はまさのその通りですね。

儚いものほど美しい…そんな言葉がぴったりな蓮を楽しむことができました。

 

ちなみに死後に極楽浄土へといき、同じ蓮花の上に生まれ変わるという考えから、

「一蓮托生」

という言葉が生まれたんですよ。

 

法金剛院には約90種類もの蓮の花がありました。

庭園のほかにも蓮の鉢が境内のあちこちに置いてあって楽しむことができたのがよかったです。

蓮の種類によって咲く時期は微妙にちがうため、「観蓮会」の開催中ならいつでも蓮を楽しめるのが嬉しいですね!

私はスケジュールの都合上一度しか行けませんでしたが、何度でも足を運ぶ価値があると思います。

 

法金剛院の見どころは?

極楽浄土のような庭園

平安時代、鳥羽天皇の中宮である待賢門院が白河上皇の供養をするために復興した法金剛院。

その庭園は極楽浄土としてつくられたもので、池泉回遊式浄土庭園となっています。

法金剛院の庭園

 

池泉回遊式浄土庭園(ちせんかいゆうしきていえん)とは…

大きな池を中心として、その周りに通り道がつくってあります。

人工的な山・小島・橋・名石などで素晴らしい風景を再現しているんですよ。

 

庭園の隅には「青女の滝」という滝がありました。

作庭にかかわり、滝石組を作ったのは、当時作庭の腕が見事と評判だった林賢(りんけん)という人物です。

林賢の作った滝石組はとてもすばらしく、人が作ったものとは思えないと絶賛されたそうです。

それを光栄に思った林賢が歌を書いたことが当時の日記に記録として残されています。

とても見事な滝石組ですが、完成の3年後に待賢門院はさらに滝石組を「5、6尺」高くするように命じます。

この作業は、作庭家として有名だった仁和寺の僧侶・徳大寺静意(じょうい)によっておこなわれました。

 

待賢門院が亡くなった後も、娘の上西門院が境内を広げていきました。

その様子を描いた絵図が今でも法金剛院に所蔵されています。

この絵は寺に伝わる伝承をもとに後世描かれたものですが、1968年(昭和43年)におこなわれた法金剛院の発掘調査で「平安時代の法金剛院の様子を正確に描いている」ことがわかっています。

 

1970年(昭和45年)には池・草木を整備し、滝石組や流れを復元しました。

その結果、平安時代のような庭園が復活したのです!

 

法金剛院の庭園は決して華やかではありませんが、平安時代の雰囲気を楽しめるスポットだと思います。

蓮のシーズンだと蓮に目を奪われて見落としがちですが、庭園にも目を向ける価値あり!ですよ。

シーズンオフに訪れると参拝客はほとんどいませんので、庭園を楽しむならその時期がおすすめです。

 

仏像が見逃せない!

 

法金剛院の境内

 

法金剛院の本堂にはたくさんの仏像がありました。

美しい蓮や庭園はもちろんのこと、こちらも見逃したらもったいないですよ!

 

阿弥陀如来坐像…平安時代に作られた仏像。高さは2.27mです。平安時代には西御堂の本尊でした。この仏像を創ったのは院覚です。

 

地蔵菩薩…平安時代に作られた仏像。丸太一本から掘り出した作品です。がっしりした体つきや衣服のしわが特徴。

 

僧形文殊菩薩…平安時代に作られた仏像。丸太一本から掘り出した作品です。僧の姿の文殊菩薩はとても珍しいんですよ。

 

十一面観世音菩薩…鎌倉時代に作られた仏像。座った状態の仏像で四手の十一面観音菩薩は珍しいといわれています。

 

私はジャンル的に仏像は全く知識がないのですが、仏像が好きな方も満足していただけるのでは?と感じました。

1つのお寺にこれだけの素晴らしい仏像が集まっているのもすごいと思います!

 

法金剛院に咲く季節の花

法金剛院には蓮の他にもいろいろな花が楽しめます。

つまり、どの季節に訪れても楽しめる♪ということですね。

 

桜(待賢門院桜)

法金剛院の待賢門院桜

 

花菖蒲

 

あじさい

法金剛院のあじさい

 

紅葉

法金剛院の紅葉

 

四季によっていろいろな表情を見せてくれる、魅力的なお寺。

決して華美なお寺ではないのですが、それがまた魅力の一つではないでしょうか?

 

まとめ

法金剛院の蓮は池一面に咲くので、とても見ごたえがありました。

早起きして開門一番で見る価値はあります。

極楽に咲くという蓮の花は清楚で、見ているだけで心がすがすがしくなりました♪

特に夏は日中とても暑いので、朝のうちに拝観できるというのは助かりましたね。

法金剛院の近くには妙心寺もあるので、あわせて散策するのもおすすめコースです!

 

住所 : 京都府京都市右京区花園扇野町49

アクセス:JR花園駅から徒歩5分

TEL: 075-461-9428

拝観料 : 500円

拝観時間 : 9:00~16:00 (観蓮会時期は7:00~)

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京都のナビゲーター

京都のナビゲーター

日本史・京都を愛してやまない30代主婦。 年に数回は京都へ足を運んで情報収集しています。 京都の魅力をわかりやすくお話したいです。 少しでもあなたの京都旅行のお手伝いができますように。

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