東山エリア

建仁寺塔頭・正伝永源院の見どころ。素敵な庭園と抹茶で大人の時間を

投稿日:2019年2月16日 更新日:

建仁寺の塔頭「正伝永源院」は通常では拝観できません。

しかし春(4月〜5月)・秋(11月〜12月)の特別公開で中に入ることができます。

今回は「正伝永源院」のおススメポイントを紹介しましょう。

人の多い東山エリアにこんな素敵なお寺があるなんて…!と感激することまちがいなしです。

 

ポイント①抹茶とお菓子が最高!

門前で受付を済ませて中に入ります。

ちなみに抹茶付きのチケットを購入しました。

この日はちょっと蒸し暑かったので、スタッフの方も大変そうでした。

私は他のお寺をまわったあと、閉門の時間まで残り20分!というところで到着したので、

「先に抹茶を召し上がってくださいね」とのことでした。

 

中に入ると、廊下に若い女性のスタッフさんがいたので抹茶券を渡しました。

「こちらへどうぞ」と建物の奥へと案内してくれたので、ついていきます。

廊下の壁にお菓子の説明がありました。

ホワイトチョコレートの羊羹ってどんな味だろう…と期待に胸が膨らみます。

 

案内されたのはこの和室。

閉門間近だったせいか私以外に拝観客はいませんでした。

ここでお庭を眺めながらお抹茶を待ちます。

メインのお庭と比べるとちょっと寂しいお庭かな、というのが正直な感想。

3分くらい待っているとスタッフの方がお抹茶とお菓子を持ってきてくれました。

スタッフの方からお菓子の説明をしてもらい、さっそく食べてみます。

ホワイトチョコと羊羹の組み合わせっていうからすごく甘いのかな~と思ったけど、これがまたちょうどいい甘さ!

上に載っているドライフルーツも良い歯ごたえでアクセントになっています。

美味しくて、あっという間に食べてしまいました。

甘い羊羹とほろ苦いお抹茶の相性も抜群♪

私はお寺でお抹茶をいただけるスポットはほとんどいただいているのですが…

正伝永源院さんのお菓子は上位にランクインする美味しさでした。

さすが菓子の老舗「亀屋良長」さんだけあります。

 

正伝永源院で「抹茶」がおススメのポイント

 

・抹茶券を買わないと入れない部屋でゆっくりといただける

「亀屋良長」さんのおいしいお菓子が食べられる

 

ポイント②襖絵がすばらしい!

江戸時代に建てられたという本堂の中に襖絵があります。

正伝永源院に来て見逃せないのポイントの1つは「襖絵」。

狩野山楽の作品元首相・細川護熙さんの作品があります。

 

こちらが細川護熙さんが描かれたという襖絵。

個人的にすごく好きなタイプの襖絵です。

古さや歴史は感じないのですが、新しいながらもお寺に見事に溶け込んでいるのがすばらしいと思いました。

 

正伝永源院で「襖絵」がおススメのポイント

 

・元首相の描いた襖絵を近くで見ることができる

 

ポイント③方丈前庭の庭園が絶景!

正伝永源院のいちばんの見どころと言っても過言ではないのでこちらのお庭。

庭園2

春はつつじ秋は紅葉が美しい庭園です。

残念ながらこの日はつつじは思っていたよりも咲いてなくて、ちょっと残念でした。

庭園を降りて茶室まで行くことができるのですが、とにかく閉門まで時間がなくて…

今回は廊下から写真を撮るだけにしました。

 

正伝永源院で「庭園」がおススメのポイント

 

・季節によっていろいろな表情を見せてくれる

・雨の日でもお庭を楽しむことができる

 

ポイント④有名な茶室「如庵」

正伝永源院には有名な茶室があります。

こちらが廊下から撮影した茶室です。

平成に入ってから復元されたので、歴史を感じる建物という感じではありませんが。

それでもとても立派な茶室で、存在感があります。

元の茶室は愛知県の有楽苑というところに移築してあるので、機会があったら行ってみたいです。

 

ちなみに「如庵」という名前、ちょっと変わっていますよね。

有楽斎のクリスチャンネーム「Joan」から名付けられたんです。

クリスチャンネームと茶室の融合といったところでしょうか。

 

ポイント⑤織田有楽斎のお墓がある

お寺の境内には織田有楽斎と一族のお墓があります。

帰り道、参道にずらりとお墓が並んでいました。

実は有楽斎、あの織田信長の弟なんです。

 

有楽斎一族のお墓で、これだけお墓が並んでいるとちょっと圧倒されてしまいます。

 

 

 

正伝永源院へのアクセス

電車の場合

最寄り駅は京阪「祇園四条駅」or阪急「河原町駅」です。

祇園四条駅からは徒歩8分程で正伝永源院に到着します。

 

バスの場合

「東山安井」で降りて徒歩で向かいます。

京都駅からは206系統に乗るとよいでしょう。

 

ただし、東山方面へと向かうバスはとても混雑するので、電車でのアクセスを強くおすすめします!

 

「正伝永源院」のまとめと感想

正伝永源院さんは建長寺さんに比べると訪れる人も少ないため、ゆっくりお庭を楽しみたい方にはおすすめです。

わたしの場合はとにかく閉門まで時間がなくてゆっくりできなかったのが残念。

今度特別公開のときには、午前中に訪れてみたいと思っています!

そして、ぜひお抹茶とお菓子を食べてみてください!

他のお寺さんとは一味違った抹茶タイムを経験していただけること間違いなしです。

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京都のナビゲーター

日本史・京都を愛してやまない30代主婦。 年に数回は京都へ足を運んで情報収集しています。 京都の魅力をわかりやすくお話したいです。 少しでもあなたの京都旅行のお手伝いができますように。

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