10月19日(金)。
天気予報の時系列データを見てみると、10時頃から本格的に雨が降り出しそう。
その前にできるだけ散策しようと、ホテルを7時前に出発。
①嵐山までのアクセス
嵐山に出るときは絶対にバスの乗らずに電車で行くゆりり。
でも今回は時間もまだ早いから、道もそんなに混んでいないと思い、初めてバスで向かうことに。
京都駅から嵐山方面へ出るバスに乗って、いざ出発♪
予想通り道はそんなに混んでいなくて、車窓から見える景色を楽しみながら嵐山に到着!
②天龍寺
バス停から「天龍寺」まではすぐ近く。
ひさしぶりの天龍寺…何年ぶりだろう?
混雑する場所は苦手なので、世界遺産など人気のあるスポットを訪れるときは朝一で行ってます。
天龍寺の境内案内図がありました。
境内には塔頭がいくつもあって、結構広いんですよね。
今日は天龍寺はもちろんのこと、塔頭の「宝厳院」・「弘源寺」の特別公開もまわってみようと思っています。
こちらの中門をくぐって、境内の中へと進みます。
門から方丈までの距離が結構遠い…。
途中、右側に「弘源寺」がありました。
拝観時間が9:00~なので、先に開いている天龍寺へと向かうことにします。
紅葉しかけている木を発見。
小さな秋を見つけた気分。
駐車場の近くには法堂がありました。
外国人観光客のツアーバスが来そうな予感がしたので、早く方丈へと向かいます。
雨が降る前にいろいろとまわりたいので、今回は「雲龍図」はお預けにします。
こちらが天龍寺の方丈への入口です。
入口の左側には小さな庭がありました。
コンパクトなサイズなのに、苔・石のバランスがすごくすてき!
有名なだるまさん。
等持院でもだるまさんに会ったことを思い出しました。
「そう京」のポスターが展示してありました。
やはり紅葉の時期は絶景ですね!
方丈の中を進んでいくと、有名な庭園が見えてきます。
部分的に紅葉していてうれしい。
何度来てもすばらしい庭園ですね。
龍の襖絵は迫力があって圧巻!
こちらはレプリカらしいですが、十分見ごたえがあります。
方丈の内部も堪能できたので、今度は外に出て庭園を散策してみます。
方丈の入口近くに、庭園への受付があります。
追加で料金を支払って中へ入ります。
濃いピンク色の花が咲いていましたが、雨粒の重みで垂れ下がっていました。
「草芙蓉」っていう名前のお花なんですね。
石庭を左手に眺めながら、庭園へと向かいます。
外には外国人観光客がたくさんいました。
むしろ、日本人観光客よりも多かったのではないでしょうか。
庭園をバックにして写真を撮る人や、自撮り棒で写真を撮っている人をたくさん目にしました。
夢窓疎石のお庭はどこでもすばらしいですね。
今度は苔寺も行ってみたいなぁ。
嵐山をバックに作られたので、雄大なスケールのお庭ですよね。
足利尊氏もこの庭園を眺めて絶景を楽しんでいたのでしょうか。
あ、観光ブックでよく見る構図だ(笑)
人がいっぱいいるので、本のようには撮れませんが。
庭園を楽しむことができたので、次の目的地へと進むことにしましょうか。
「再入場お断り」の張り紙に、もう一度引き返して庭を見ようかと迷いがでてきました(笑)
ですが、雨が止んでいる間に今度は「宝厳院」へと向かうことに。
③宝厳院
天龍寺の塔頭なので近いのかな?と思っていましたが、実際に歩くと5分程の距離がありました。
こちらのお寺さんは初めて中に入るのでワクワクします!
特別拝観の時にしか入れないので、なかなかタイミングやスケジュールが合わなかったんですよね。
共通拝観券を買いました。
これで次に行く弘源寺へも入れます。
中に入ってみると、最初から素敵な空間が広がっていました。
かわいい南天の実を発見。
境内は隅から隅まで整備されていて、ため息がでるほどのすばらしさ。
生垣もキレイで、何を見ても絵になります。
ベンチに座ってゆっくりとしたい気持ちもあるけれど…
雨が降り出す前に進みたいと思います。
丸っこい石がいっぱい置いてある場所を発見。
おそらく石で「川」を表現しているのかな。
これだけ石が敷き詰められていると圧巻です。
拝観客はゆりり以外に2人女性がいただけ。
朝早くだと人が少なくていいですね。
葉っぱ一枚でも、下に落ちているものでも絵になってしまう。
まさに「京都マジック」。
こちらで抹茶をいただけるとのことなので、中へ上がることに。
スタッフさんに受付でもらった抹茶券を渡します。
こんな景色を見ながらお抹茶を待ちます。
話し声一つ聞こえなくて、本当に静かです。
たまに聞こえてくる鳥の声がすてきなBGMになってくれます。
こちらが宝厳院さんのお抹茶と和菓子です。
和菓子は落雁で、程よい甘さと抹茶のほろ苦さの相性が抜群でした。
落雁に紅葉が描かれているのが秋を感じますね。
朝ご飯を食べすぎたせいか、お抹茶と和菓子だけで「お昼ごはんはいらないかも…」と思いました(笑)
スタッフさんにお礼を言って、先へ進むことにします。
本堂が見えてきたので、こちらで襖絵を見たいと思います。
ゆりり以外の拝観客はいなかったので、ゆっくりと堪能できました。
残念ながら内部の写真は撮れないため、外に飾ってあった写真を撮影。
鮮やかな朱色がとても印象的で、今まで見てきた襖絵と一味違うなと感じました。
芸術的にすばらしいけれどお寺の雰囲気に合わないのでは?と見る前は思っていましたが、
見れば見るほど魅力を感じる襖絵でした。
境内にはこんな大きな石も置いてありました。
「碧岩」というようで、パワーストーンが好きな人たちに人気があるとか。
存在感がすごいので、何かしらパワーをもらえそうな気分になります。
目に優しい緑色の苔を堪能し、宝厳院を後にすることにしました。
そうそう、宝厳院の周辺にはこのような像がたくさん並んでいました。
あまりにもたくさん並んでいるので不思議に思い、その場でスマホで調べてみることに。
「嵐山羅漢」というんですね。
個人や企業が願いを込めて奉納したと記されていました。
よく見てみると、像によってお顔の表情がちがうのがわかります。
たくさんの像に別れを告げ、次の目的地「弘源寺」へと歩きます。
先ほど訪れた「宝厳院」の紅葉の写真を発見。
鮮やかな紅葉がすばらしい!
混雑するだろうけど、一度この景色を自分の目で見てみたいです。
④弘源寺
さてさて、弘源寺に到着しました。
宝厳院からは歩いて7、8分といったところでしょうか。
こちらが入口となっています。
入口へと続くアプローチには、紅葉した木がありました。
内部はそんなに広くなく、窓の格子越しに庭園を見るようになっていました。
ちょっと写真が撮りずらい…。
公式HPの写真を見ると窓が開いていたのですが、天気が悪いため閉めていたのかな?
それとも、いつも閉まっているのか…今度晴れた日に訪れて確認したいと思います。
柱にある「刀傷」を発見。
ざっくりと切られているのがわかります。
あの有名な「蛤御門の変」で、長州軍が天龍寺を陣地にしていたんですね。
御所までかなり距離がある気がしますが…。
興奮した藩士がつけた傷のようです。
縁側に座ってお庭を眺められたらよかったなぁ。
撮影は禁止で内部は写真を撮れなかったのですが、襖絵も見事でした。
まとめ
混雑している場所が苦手なため、京都の世界遺産にはあまり近寄らないようにしていましたが…
やはり「世界遺産」に登録されるだけの魅力があるなぁと改めて思いました。
ゆりりは先を急いでいたため駆け足となってしまいましたが、宝厳院もゆっくり散策するには最適です。
混雑はするでしょうが、紅葉の時期は本当に絶景ではないでしょうか。
弘源寺はあまり広くはありませんが、人も少なかったので穴場です。
特別拝観の時にしか楽しむことはできませんが、天龍寺とあわせて拝観するのがおすすめです。