2019年10月18日。
大原からの帰りに「八大神社」「詩仙堂」「金福寺」まで足をのばしてみました。
あいにくの雨…でしたが、このエリアを散策中は幸運なことに雨が止んでてくれたんです。
そんなわけで、初秋の一乗寺エリアをたっぷり満喫したいと思います。
①一乗寺中谷でランチ
お腹がすいてきたので、とりあえずは腹ごしらえ。
以前食べておいしかった京雑煮が食べたくなって、「一乗寺中谷」さんへ入りました。
お昼時だったのですが、お客さんはゆりりの他に2組だけ。
店内は決して広くはないので、空いていてよかったです。
「京雑煮のいろどりごはん」を注文しました。
写真を見ただけでよだれが出そう~。
和菓子も楽しめるんですね。
お腹に余裕があったら食べようかな。
こちらが注文したセットです。
京雑煮は白味噌で、丸もちが入っていました。
優しいお味で体があたたまります。
お赤飯もおいしかったです。
おばんざい(ひじき・ゴマ豆腐・佃煮)もお赤飯との相性がバッチリでした。
結局これだけでお腹がいっぱいになったので、お菓子は断念しました。
こちらのケーキもすごく美味しいので、今度はティータイムに寄りたいと思います。
詩仙堂へと向かう道の右側に、大きな石碑がありました。
どうやら宮本武蔵が誰かと決闘した場所とのこと。
京都はいろいろなところに石碑がたっていますね。
②八大神社
八大神社へはちょっと急な坂道でした。
詩仙堂を右手に見つつ、上へとのぼっていきます。
この道をまっすぐ行くと「狸谷不動院」へと着きます。
「八大神社」に到着!
ちょっと古びた鳥居も味があります。
「八大神社」と書かれたちょうちんもありました。
まずはお参りから。
境内はゆりり以外誰もいなくて、寂しい雰囲気でした。
「家族の健康」と「旅行中の安全」を祈願しました。
近くに、宮本武蔵の像を発見。
武蔵の若い頃かな?
お参りをしてから、社務所で御朱印をいただきました。
御朱印を書いていただくときの時間も好きです。
書き手によって字体は全くちがうのですが、それもまた良いですよね。
社務所を後にして、今度は「詩仙堂」へと向かうことにします。
境内の掲示板に「宮本武蔵」にちなんだ作品のポスターを発見。
古すぎてゆりりは全くわかりませんでした。
最近ではこういった時代劇も少なくなりましたね。
昔、今は亡きおばあちゃんと一緒に時代劇を見るのが好きだったことを思い出しました。
ちょっとうす暗い参道を通って、八大神社に別れを告げます。
③詩仙堂
八大神社から「詩仙堂」までは歩いてすぐです。
坂を下って左手にあります。
一乗寺エリアに来るたびに訪れている「詩仙堂」。
もう何回目だろう?
京都のお寺さんは季節によってちがう表情を見せてくれるので、何度来てもいいものですね。
小さな階段もステキなつくり。
たまに人とすれ違いますが、少し待てば人のいない写真を撮れました。
ここをくぐると、玄関へと行けます。
窓の形がかわっていておもしろい!
受付で拝観料を支払って、中へと入ります。
入口で、大原からの帰りにお話したお姉さま方と再び会いました。
皆さん、行かれる場所は大体同じなのですね(笑)
京都のお寺は何を撮っても絵になるのがすばらしい。
写真の技術なんて全くないのに、ついついシャッターを押してしまいます。
詩仙堂のお庭といえば、丸く刈られたつつじ・サツキ。
残念ながら満開の時期に訪れたことはないので、一度見てみたいと思っています。
縁側に腰かけて庭を眺めている人が結構いました。
癒しの時間を堪能したことですし、外に出て、庭を散策してみたいと思います。
帰路の途中に、お庭へと出られるようになっています。
この先に何があるのかとわくわくしてしまう小道です。
小道を抜けた先には、季節の花が咲いていました。
色鮮やかな実がかわいい。
秋の花はどこか儚げで、それがまた魅力的ですね。
先ほど建物から眺めていたお庭です。
建物の中から見るのと、また違った雰囲気が楽しめます。
道があるので、散策してみます。
お庭を散策している人は結構いました。
丸い刈り込みがかわいい。
詩仙堂のシンボルともいえますね。
帰り際に、お花に蝶がとまっていました。
うまく写真に撮れてラッキー。
立派なすすきもありました。
こんなにキレイに咲いているすすきは見たことがないかも。
庭の隅に建物がありました。
こちらは茶室なのでしょうか。
詩仙堂のお庭を満喫できたので、移動することにしましょう。
このアプローチも大好きな場所の一つです。
今度は春に訪れてみたいなぁ。
④金福寺
詩仙堂を出て、今度は「金福寺」へと向かうことにします。
途中で「北山別院」がありました。
中に入れるのかな?観光客らしき人が結構多くいました。
坂道・階段がきつそうなのでゆりりは断念(笑)
道路に「金福寺」までの道案内がありました。
いちいち地図を見なくていいので、こういう道案内はとてもありがたいです。
「金福寺」に到着。
ちょうどタクシーでおばあちゃんとその息子さんらしき人が降りているところでした。
一乗寺エリアの坂は、足腰が悪い方は大変ですもんね。
ゆりりも以前、タクシーで曼殊院へ行ったことがありますけど楽でした。
境内にはそれ以外の拝観客はいないようです。
静まり返った境内が、秋の寂しさを醸し出しています。
京都検定対策で、こういう説明文にも目を通します。
やっぱり実際に訪れて自分の目で確認するのが一番の勉強法かもしれませんね。
ゆりりは金福寺で初めて「村山たか女」さんという方を知りました。
波乱万丈な人生を送られたんですね。
この門をくぐると…
右手側に石碑がありました。
コンパクトな庭園は、石庭です。
バックの樹木とのバランスが絶妙で、ゆりりの好きなタイプの庭園。
靴を脱いで、建物の中から庭園を楽しみます。
建物の中にある格子窓がおしゃれ!
格子窓越しに見える庭園も、一味ちがいますな。
建物の中に、村山たか女さんの年譜が飾ってありました。
「幕末」という激動の時代に懸命に生きられたんですね。
こちらは金福寺の写真ですね。
紅葉の時期はやっぱりすばらしい!
いろいろな展示物も飾ってありました。
庭園の奥に石の階段があり、高台へとのぼれるようになっていました。
石段はちょっと足元が悪いですが、せっかくなので行ってみることにします。
右手には「芭蕉庵」、左手には「与謝蕪村のお墓」があるとのこと。
まずは「芭蕉庵」から行ってみることにしましょう。
後ろを振り返ってみると、先ほど眺めていた庭園がありました。
上から見る庭園も絵になりますね。
階段をのぼって右手の方に「芭蕉庵」がありました。
このお寺を再興した和尚さんと芭蕉が交流があったため、境内にこのような草庵があるのですね。
芭蕉もここから金福寺の四季を楽しんでいたのでしょうか。
かなり老朽化が進んでいるのでしょう。
このような棒で何か所か建物を支えてありました。
大きな地震でもあったら崩れてしまいそうで怖いですね。
窓のデザインもおしゃれ。
冬は寒そうですが(笑)
古くなって文字が読めないけれど、石碑が立っていました。
石碑の横に解説が書いてあります。
「芭蕉の碑」なんですね。
「与謝蕪村の墓」はもっと奥にあるようですね。
もうちょっと登ってみることにします。
高台から見える景色の地図がありました。
ずいぶん遠くまで見えるんですね。
どんよりとした空と雲のせいか、どこに何があるのかいまいちわかりませんでした(笑)
こうやって見ると、京都は山に囲まれていることがわかります。
夏は暑く、冬は寒いというのも、こういう地形が影響しているのでしょう。
さっきの場所より高い所に「与謝蕪村の墓」がありました。
ここから京都の街を眺めて見守ってくれているのでしょうか。
庭園を眺めながら階段を降りていきます。
お寺の方は管理するのも大変なんだろうなぁ。
境内の木が部分的に紅葉していました。
秋になったらすごくきれいなんだろうなぁ。
まとめ
紅葉にはまだ早かったですが「初秋」ならではの雰囲気を楽しむことができました。
一乗寺エリアは高台にあるので、場所によっては京都市街を眺めることができるのもポイントだと思います。
人が多そうなので今回は行かなかったのですが、「圓光寺」も素敵なお寺さんなので、立ち寄ってみるのもおすすめ。
混雑するのはちょっと…という方は「金福寺」「八大神社」が穴場ですよ!