京田辺エリア

酬恩庵一休寺の歴史・見どころは?紅葉も新緑も美しい庭園が絶景!

投稿日:2019年5月22日 更新日:

「一休さん」といえば子供から大人まで知っている、人気者ですね。

ゆりりも小さい頃、レンタルビデオで借りてアニメを見た記憶が残っています。

そんな一休さんのお寺が京都の京田辺市にあるということで、今回は訪れてみることにしました。

このお寺ですが…

「そうだ 京都、行こう。」2018年秋でピックアップされたことから、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな一休さんのお寺「酬恩庵 一休寺」をレポートしたいと思います!

 

酬恩庵 一休寺ってどんなお寺なの?

最寄り駅は近鉄の「新田辺駅」

京都駅から急行に乗ったので30分程で到着しました。

駅前からタクシーに乗って、7,8分位でお寺につきます。

(ちなみに帰りにタクシー会社に電話したら5分くらいできてくれました)

 

お寺の正式な名前は「酬恩庵(しゅうおんあん)」さん。

だけど「一休寺」の名前の方がなじみがありますよね♪

枯山水の庭園や一休寺納豆でも有名ということで、ワクワクしながら中へと入っていきます。

 

酬恩庵 一休寺の歴史は?

かつてこの地には「妙勝寺」というお寺がありました。

だけど戦によってお寺は燃えてしまい、後に一休さんが再興したんです。

アニメのイメージが強いせいか、ゆりりのイメージの一休さんは幼いまま…

だけど実際は長生きして、なんと88歳まで生きられたというからビックリ。

現代では珍しくないですが、医療も発達していないこの時代ではかなりの長生きですよね。

 

酬恩庵 一休寺の見どころは?

総門

お寺さんに到着して、まず最初にくぐる門。

かなりの歴史を感じます。

 

参道

門をくぐると目の前には石畳の参道がひろがっていました。

両側にはが植えられていて、紅葉の季節には絶景なんだろうなぁ♪

ゆりりはまだ秋に訪れたことがないので、これは次回のお楽しみにとっておきたいと思います。

 

足元にしきつめられている苔が美しくて、目にとても優しいです。

季節によっていろいろな花が咲くから、何度訪れても飽きませんね!

今回訪れたときにはうぐいすの鳴き声が聞こえ、都会の喧騒をすっかりと忘れ…癒しの時間を過ごすことができました。

 

一休和尚碑

一休さんが書いた文字。

うーん、さすが一休さん、達筆ですね!

残念ながら字の心得がない私には解説がないと読めません(^^;

 

つまり「悪いことはするな、よいことをせよ」という意味です。

はい、もっともですね…。

一休さんに優しく諭された気分です。

 

方丈・玄関

 

ここでは抹茶と和菓子をいただくことができるということで、さっそく注文しました。

受付で代金を支払って用意してもらいます。

受付の近くにお部屋があり、そこで待つように言われました。

しばらく待っているとお抹茶とお菓子が…♪

いただいたお菓子は、一休寺納豆が入っているという珍しいお菓子でした。

ほんのりしょっぱい納豆と落雁の甘さが絶妙です!

 

ちなみに受付には「一休寺納豆」も販売していました。

納豆といっても、普段食べているねばねばした納豆ではないんです。

乾燥しているので、非常食にもよさそうな感じがしますよね。

ちょっと変わったお土産にもおすすめ!

 

酬恩庵の庭園

一休寺さんといえば、庭園は見逃せないですよね!

なんと三つの庭があり、それぞれ違った風景を楽しむことができます。

3種類ものお庭を楽しめるなんて贅沢でうれしいです!

お庭は松花堂昭乗・佐川田喜六・石川丈山という江戸時代初期の三人の文人の合作といわれています。

 

南庭

こちらが一休寺さんのメインともいえるお庭ですね。

サツキと大きな蘇鉄が目を引きました。

白砂が敷かれているからか、落ち着いた雰囲気の中にも「雅さ」を感じました。

シンプルすぎず、派手過ぎず、個人的にすごく大好きな庭園です!

「そうだ 京都、行こう。」2018年秋で取り上げられたように、紅葉の時期はまた格別の美しさとのこと。

次回はぜひ秋に訪れて、紅葉も楽しめたらな~と思いました。

 

東庭

ごめんなさい、写真を撮り忘れていました。

大小の石がバランスよく置いてありました。

どの庭園を見ても思うのですが、庭園においてやはり石というのは大切なキーワードですね!

大きさや材質によっても雰囲気は全然違いますし、他のものとの相性もよいです。

 

北庭

緑の石のバランスがうまくとれている庭園です。

このお庭、滝が流れている様子を石などで表しているんですよ。

言われてみれば滝がイメージできるすばらしい作りですね。

 

一休さんのお墓

 

一休さんは88歳で亡くなりました。

実は一休さん、天皇の息子なんです。

宮内庁が管理…という文字を見て思い出したことなんですが。

門の扉に菊の紋があるのはこのためか!と納得。

 

東司(とうす)

東司はお寺のトイレのことです。

残念ながら中に入ることができないので様子はわかりませんでした。

昔の時代のトイレ…中が気になる!

 

開山堂

大正時代に改築されたので、他の建物に比べると新しい部類にはいりますね。

比較的新しい建物ではありますが、歴史の重みも感じることができました。

 

宝物殿

一休さんの肖像画など、一休さんにちなんだ展示物を見ることができます。

いろいろな展示物があって、見ごたえがありましたよ!

 

少年時代の一休像

若かりし頃の一休さんがほうきで掃除をしている像です。

アニメの主題歌「好き好き好き好き好き好き~」っていう音楽がなぜか頭の中にまわってきました。

思わず抱きしめてくなるかわいらしい像でした。

 

一休さんといえば…有名な橋

このはし、わたるべからず」と書いてあるので、私も真ん中を歩きました。

 

おすすめ!

せっかくなので、絵馬にお願い事を書いてみるのもおすすめです。

一休さんの顔の形をした絵馬や…

一休さんらしいイラストの絵馬がかけてありました。

 

 

「一休寺」さんのまとめ

一休寺さんは京都市内から少し離れているため、拝観客も少なく落ち着いて拝観することができました。

ちょっと遠いかな?と行く前は思っていましたが、思っていたよりも京都市内から近く感じましたよ。

人気があるのは紅葉の時期かもしれませんが、今回訪れた春も新緑が美しくてすばらしかったです!

特にうぐいすなど小鳥の声が聞こえたのも癒されました。

小さい頃アニメで見た「一休さん」とこのような場所で再会できたのも嬉しかったですね♪

このお寺を訪れてみて、もっと一休さんのことを調べたくなってきました。

 

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京都のナビゲーター

日本史・京都を愛してやまない30代主婦。 年に数回は京都へ足を運んで情報収集しています。 京都の魅力をわかりやすくお話したいです。 少しでもあなたの京都旅行のお手伝いができますように。

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